2010年5月29日土曜日

月刊スピリッツ10号(2010年07月号)

月スピの6月号を読み終えた後しばらくして、気づくと別にもう買わなくて良いかなって気になってたんだけども、他の雑誌をまとめて読んだり他のことをやったことで、習慣的にやってた月スピを読むリズムが変わり、続けて読みたいっていう意欲も減ったってことなのかなあと考えた。 で、もう買わなくても良いなっていう感じで書店へ行ったら、月スピの表紙が『ミル』だったので買ってしまった。 『ミル』を面白いと書いてきたので何となく買わないといけない気がして。 ただ今回の連載全部を読み終えての感想はいまいちって感じだった。


『ミル』は、アキの大学が学園祭で、新キャラが一気に増え、ミルとは別の化け猫らしき存在もも登場したのだけど、ミルとアキのこじんまりした世界が魅力と思っていたので、話の広がりがちょっと自分には引っかかるものがあった。 漫画が長編になりそうな予感。 でも自分にとってのこの漫画への興味は一段落ついたかな。

『ドラゴンジャム』新連載のバスケ漫画だけどヒラマツ・ミノルみたいな絵柄だった。 主人公はただバスケが上手いってだけで、物語は悪漢物でもなさそうなのに、お金を賭けたバスケで大人を騙して儲けても何とも思ってないようだし、そういう人物像を魅力的には思えなかった。 一応警察にお灸を据えられるシーンがあるけど反省したようには思えないし。 漫画は1点1000円にする所までは面白いと思った。

『淀川ベルトコンベア・ガール』数度書いたけど完全に工場の話ではなくなってるし、那子が主役でかよが脇役に格下げになってるような展開。 視点がかよに戻るにしても那子視点が長すぎると思う。 二人とも主人公ってことなんだろうけど、2人を描くバランスがおかしくなってるのでは。

『爆発!人ずきんちゃん』 二度目の登場で、前回の読み切りの続きの話。 前回の読み切りもおもしろいと思えなかったのでなぜ二度目があったのかよく分からなかった。

『ふわり!』は、星野大が壊れた飛行機を自分で直してみるエピソードだけど、相変わらず読んでいてノリについて行けないというか、自分には熱が伝わってこない感じ。

『ウシハル』はスピリッツに連載決定との事。 この漫画も自分は苦手だったので月スピからいなくなるのはいい話と思うけど、スピリッツ本誌は連載漫画を誌面のページ数以上に抱え過ぎだと思う。

『森山中教習所』 謎の自動車教習所が閉鎖される事が分かって夏休みの終わりのような展開。 車の免許を取る前日に、清高が父親にすきやきの鍋をひっかけられたので火傷してるだろうし、轟木も、試験を受けないのかヤクザから逃げる気なのか不穏な動きを見せてるしで、話的にすごく盛り上がってきた。 今回はどことなく線のタッチが荒い絵が多い気がした。

『Dの魔王』XX編終了であり連載自体も終了。 月スピでの『Dの魔王』の連載の中では一番面白からずな回だった。 XXに出てくるD機関のスパイ(の卵)は、ほとんど何もせずただの傍観者にしか思えないのに突然感極まって泣かれるシーンが出てきても共感も出来ないし困った。 


というわけで、読んでいてとても疲れる号だった。 文句ばかり書いてしまった感があるけど、もちろん読んでる時の体調や精神状態によっても感想は変わるので、面白くない=雑誌のせい、というわけでもないと思います。 ただ、巻末の月スピアンケートはいつも3人くらいにしか聞いてないし、回答も無理に答えたようなものばかりでつまらないので本当にやめたらいいのにと思う。 正直、個人的にはこの号の『ものものじま』以降のページの掲載漫画は『森山中教習所』と『ピペドン』意外全部連載終わらせても問題ないと思う。 

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