2009年12月27日日曜日

(引用)CLANNADのロボットと少女の世界って何?

録画してまだ見ていなかったCLANNAD AFTER STORYを少しづつ見ているのだけど、少女とロボットのいるシーンのことがよく分からなかったので検索して見たら、なかなかに面白い考察があったので転載。 それぞれ受け取り方の1つではあるのだろうけど凄い説得力あって面白いなあ。

○CLANNADの一場面でよくロボットと一人の少女が出てくるシーンがありますがあれはなんでしょう?ネタバレおkです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1219814097
wakaikoronokoukaihaさん

あそこは『幻想世界』という場所です。
幻想世界そのものの詳細はわかりませんが、CLANNAD世界の奇跡(アフターストーリーの最後で多分起こります)のための重要な装置になります。

まぁネタばれおkという事ですので……
これは推測ですが、この幻想世界は一ノ瀬ことみの両親が研究していた「超統一理論」による「この世界の成り立ちそのものを、いちばんきれいな言葉であらわすための何か」ではないかと考える事が出来ます。
そうなると気になるのが、実在する研究中の理論「超ひも理論」の「影の宇宙」との類似性ですね。 もしかしたら幻想世界はこの世界に寄り添うように存在するという影の宇宙そのものなのかもしれません。

次に、あの世界にポツンといる「少女」は岡崎汐(これから生まれる朋也と渚の娘です)、ガラクタロボット?は岡崎朋也と思われます。
本人なのか、転生した姿なのか、並行世界なのかはわかりませんが、とにかく「存在」は同じであると思われます。

原作で見る限り、『幻想世界』は現実の『あの町』に住んでいる人々の『想い』で作られている模様です。そのため幻想世界は町(人々)の意志そのものであり、人々の幸せの象徴である『光の玉』は幻想世界から会得している(アニメだとはっきり出てきませんが、原作では登場人物の誰かが幸せになるたびに光の玉が顕れています)と考えられます。

その幻想世界をさまよう「朋也=ロボット」が「汐=少女≒渚」を幸せにしたい、救いたいと真に願った時、それに人々の幸せを願う「町」の意思が重なったときに『奇跡』が起こる……それが『CLANNADの物語』のクライマックスになります。

glass_blue_moonさん

いわゆる「幻想世界」というヤツですね。
この部分は明確な解答はなく、あくまで読者の解釈によって分かれますが。
私なりの解釈を少しだけ。

幻想世界の少女は汐という仮説を立てます。幻想世界とは街の意志。
そして渚が幻想世界の記憶を持っていた、という事から推測すると、幻想世界は現実世界とは真逆に進む、という事。 汐の死によって少女は生まれ、少女が力尽きると渚が『あの場所』で甦った、という意味です。
『あの場所』とは病院の木の下、タイトル画面でも出てくるあの木ですね。そして幻想世界では小屋のある場所とリンクしています。

つまり幼い頃一度死んだ渚を、木の下に連れて行ったことで幻想世界とリンクした。 結果的に幻想世界の少女が消える代わりに、渚は助かるものの、いずれ渚の命は幻想世界に戻る必要がある。

では渚の病気とは何か。
ゲーム中に出てくる渚の病気描写はおよそ3度。
文化祭の後、正月明け、そして三年目の春。
具体的な描写は少ないものの、彼女が病気を起こした時、ファミレスの完成、病院の工事、といった『街の変化』とリンクしています。 つまり街が変化していくごとに、街の意志と同化している渚に深刻なダメージとなって返ってくるという訳です。

ロボットは主人公。少女は最後にロボットをパパと呼ぶ。
渚の死と汐の誕生によって街の意志は汐に移ったと思われる。
つまり少女とリンクしているのは汐であり、
彼女がパパと呼ぶ以上、ロボットは主人公となる。
細かい話になりますが、汐は旅行先でロボットを失くしています。
恐らく、あれが幻想世界のロボットの原型でしょう。

まとめ。
渚が街の意志によって助けられ、街と同化する。
結果、街のダメージと出産が重なり、彼女は死亡するものの、
再び街の意志によって汐だけは助かる(汐が同化)。
同化した汐も再び街の意志によってダメージを受け、
死亡し、主人公の世界も閉じる。
現実世界が終了し、幻想世界に移行。幻想世界は時間が逆転。
ロボットが誕生(ロボットは主人公。現実世界に絶望し、幻想世界へ)。
ロボットと少女が交流を深めていく(これは主人公と汐(渚)との交流の暗示だろうか)。
少女の存在と引き換えに、幼い頃の渚を復活させる。再び現実世界へ。

これを繰り返していくが、光の玉(街の意志)によって、新たな可能性へと向かうことが出来る。
それがクラナドにおけるハッピーエンド。
新たな可能性によって、汐と少女のリンクが解けたので、最後のシーンでは少女が姿を現す事が出来たのでしょう。この辺はただの希望的観測ですが。

という感じでしょうか。
もちろん人によっては他の受け取り方があるでしょうし、公式で発表していない以上、正しい解答なんて存在しないと思いますが。


○アニメclannad after storyについて 時々、1体のロボットと1人の少女の場面が出てきますが、(主に冒頭など)あれは一体何なんですか?いつも気になってます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1024401030
trickstartripさん

あれはいわゆる幻想世界というやつです。
ただ、ことみの研究している「かくされた世界」との見解もありますが、わたしはちょっと違うかなあと思います。
というのは、「隠された世界」というのは、あくまでも物質的な世界のことで、現実に研究されているものです。パラレルワールドといってもいいかもしれません。つまりあったかもしれないけど、選ばれなかった未来ということです。そして、選ばれなかった未来は消滅するのではなく、それはそれで存在する、というものです。

対して幻想世界というのは、科学的というよりは、神道を主要な背景にもつものだと思います。
幻想世界というのは「終わってしまった世界」だとロボットがいっていますが、これは常世(とこよ)とよばれる世界で、常に変わらない世界、永久の世界を表します。そこには時間軸が存在せず、この意味で、現実世界とはパラレルに考えられなくなります。

常世と対になるのが現世(うつしよ)、つまり現実世界で、その境界とされるものの一つが「神木」です。常世というのは神の住む聖域で、氏神様が住んでいます。渚が死にかけた時に連れて行かれた場所にあった木こそが、この「神木」に当たります。
ということは、幻想世界に住む少女は、CLANNADの舞台となっている町の神様であると考えられます。神様といっても、万物の創造主みたいなたいそうなものではなく、氏子(住人)たちの親みたいな存在で、かなりローカルなイメージです。

ところで渚が死にかけた時に何が起こったかということですが、あの時、じつは「神降ろし」があったとわたしは踏んでいます。
「なぎさ」という名前は、神の依り代となる「なぎ」という木、もしくは巫女(巫、かんなぎ)を連想させます。
そして、その降ろした神こそが汐だと考えられます。

ということは、幻想世界の少女とは汐のことだといえるわけです。

で、ロボットですが、あれは大方の見解の通り、朋也の事だと思います。最終回で、少女が「パパ」と呼んでいたし。
幻想世界には、少女いわく住人たちの想いが「光」になってあらわれます。そして朋也もその一つだったということでしたから、少女は組み立てたロボットにその思いたる「光」を吹き込んだのではないでしょうか。

おそらくブログなどでも詳しく考察されたテキストが幾つも見つかるだろうとは思うのだけど、ちょっと検索してすぐ興味深い物が見つかったので、Yahoo!知恵袋のコメントを選んでみみました。 

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