2009年12月15日火曜日

ゲッサン創刊号(2009年06月号) その1

時期的に何を今更という感じだが
最近の自分は雑誌を溜めて後で読む事が多いので
だから今更感想を書いてみるのです。
いうまでもなく自分の主観であって
客観的に書いているわけではないです。

ちなみに11月くらいからメールに書き溜めて加筆修正したりしてます。

先に全体の感想を簡単に言えば
パッとしない創刊号だったな、という印象。
ゲッサンのオフィシャルサイトで
編集長代理の人が熱く?語っていた事などから
漫画好きな人のための漫画雑誌ではなくて
普段漫画を読まない人へも向けた誌面作りかなと
あとバトルより日常描写重視の漫画がメインかなと
そういうのを期待していたのだけれども
創刊号を読んだ限りでは普通の微妙な雑誌という感じだった。

ただ、自分の年齢が中年に属していて
この雑誌のターゲットとしている層ではないはずなので
だから自分の趣味と合わなくても当然だとも思う。

安定して面白いと思ったのは
あだち充の『QあんどA』
あずまきよひこの『あずまんが大王 補習編』
島本和彦の『アオイホノオ』
ヒラマツ・ミノルの『アサギロ』
かなあ。

結局ベテランと中堅漫画家の作品が面白かった。
いっそベテラン・中堅中心の雑誌ならいいのに。
もっと連載本数が少なくてもう少し値段も安ければ
この4作品の連載があるというだけで購読したくなったかも。

それなりに面白かったかも?と思ったのは
田辺イエロウの『バースデイ』
荒井智之『イボンヌと遊ぼう!』
杉本ペロ『権力の犬 ポリスワン!』
森尾正博『ザ!!ビーチスターズ』

これらは読んでいてあまりストレスを感じなかったという感じ。
積極的に面白い!って言う気にはならないけど
まあまあかなあ、という面白い寄りの普通な作品。

どうにも苦手だった、というのは
作画が坂ノ睦の『忍びの国』
あおやぎ孝夫の『ここが噂のエル・パラシオ』
小説だけど鯨統一郎の『タイムメール』

ちなみに『よしとおさま!』と『月の蛇』も
部分的に苦手寄りという感じ。
他の連載は一応は普通。

一番気になったのは、創刊号だというのに
これらの連載で新鮮な何かが始まるって感じがしたのは
完結していた作品の続編である『あずまんが大王』だけだった、
という事だった。新人にいまいちフレッシュな感じがしなかった。

でも自分の小学館系の漫画の印象って言うのは
地味だけど安定してるって感じなものなので
荒削りだけど新しい何かがある的でないのは
小学館のカラーなのかなとか勝手に思ったりもする。

大ざっぱな分類をしたけどこれでは何が面白くて
何が苦手だったのかさっぱり分からないので
次の記事に各作品の個別の感想を簡単に書く予定。

0 件のコメント: