2009年12月31日木曜日

お疲れ様でした。

今年ももう今日で終わりですが
メインのブログを休眠してる間の
文章練習にと何となく始めたここも
なんか普通に更新してしまったなと
思ったりするのでした。

これからどんどんと
のんびり出来ない生活になると思うけど
なんとか寿命まで生き延びられたらいいなあ。
なんてね。

2009年12月27日日曜日

ちょっと前にBloggerのサイドとメインの間を少し広げた。

このデザインテンプレートは
もちろんブラウザなどの表示にもよるだろうけど
ブログのメイン記事とサイドのリンクとの間が
狭いっていうか、真ん中に寄りすぎているので
ちょっと間を広げたいと思っていて、でも
WEB検索してもどこを弄ればいいか分からなかったので
(ちゃんと探せば見つかったかも知れないけど)
ブログのソースを保存して
ちまちまあちこちの数値をいじって
どこが間を広げる部分なのか調べてみた。

で、それで分かったけど
スタイルシートの

outer-wrapperのwidthの数字をいじれば
くっつき過ぎたメインとサイドの間を広げられるようだ。
メインとサイド自体の幅を変えずにその間の幅を広げられる。

なので最初の設定が660pxなのを700pxにしてみた。
タイトルのボーダー幅より広くなってしまったのが
ちょっと気になるけどまあ許容範囲内。
タイトルのボーターの幅の広げ方は調べてないです。


そのうちもう少し広げるかも。

(クリップ)Bloggerお役立ちブログなど。

クリボウの Blogger Tips
http://www.kuribo.info/

Bloggerカスタマイズ情報ブログ
http://customize-your-blogger.blogspot.com/

Google BloggerブログHacks Tips Tweaks
http://blogger-customize-tips.blogspot.com/


こちらはブログ関係のニュースや情報を扱っているブログ

THE BLOG HERALD
http://jp.blogherald.com/

(引用)CLANNADのロボットと少女の世界って何?

録画してまだ見ていなかったCLANNAD AFTER STORYを少しづつ見ているのだけど、少女とロボットのいるシーンのことがよく分からなかったので検索して見たら、なかなかに面白い考察があったので転載。 それぞれ受け取り方の1つではあるのだろうけど凄い説得力あって面白いなあ。

○CLANNADの一場面でよくロボットと一人の少女が出てくるシーンがありますがあれはなんでしょう?ネタバレおkです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1219814097
wakaikoronokoukaihaさん

あそこは『幻想世界』という場所です。
幻想世界そのものの詳細はわかりませんが、CLANNAD世界の奇跡(アフターストーリーの最後で多分起こります)のための重要な装置になります。

まぁネタばれおkという事ですので……
これは推測ですが、この幻想世界は一ノ瀬ことみの両親が研究していた「超統一理論」による「この世界の成り立ちそのものを、いちばんきれいな言葉であらわすための何か」ではないかと考える事が出来ます。
そうなると気になるのが、実在する研究中の理論「超ひも理論」の「影の宇宙」との類似性ですね。 もしかしたら幻想世界はこの世界に寄り添うように存在するという影の宇宙そのものなのかもしれません。

次に、あの世界にポツンといる「少女」は岡崎汐(これから生まれる朋也と渚の娘です)、ガラクタロボット?は岡崎朋也と思われます。
本人なのか、転生した姿なのか、並行世界なのかはわかりませんが、とにかく「存在」は同じであると思われます。

原作で見る限り、『幻想世界』は現実の『あの町』に住んでいる人々の『想い』で作られている模様です。そのため幻想世界は町(人々)の意志そのものであり、人々の幸せの象徴である『光の玉』は幻想世界から会得している(アニメだとはっきり出てきませんが、原作では登場人物の誰かが幸せになるたびに光の玉が顕れています)と考えられます。

その幻想世界をさまよう「朋也=ロボット」が「汐=少女≒渚」を幸せにしたい、救いたいと真に願った時、それに人々の幸せを願う「町」の意思が重なったときに『奇跡』が起こる……それが『CLANNADの物語』のクライマックスになります。

glass_blue_moonさん

いわゆる「幻想世界」というヤツですね。
この部分は明確な解答はなく、あくまで読者の解釈によって分かれますが。
私なりの解釈を少しだけ。

幻想世界の少女は汐という仮説を立てます。幻想世界とは街の意志。
そして渚が幻想世界の記憶を持っていた、という事から推測すると、幻想世界は現実世界とは真逆に進む、という事。 汐の死によって少女は生まれ、少女が力尽きると渚が『あの場所』で甦った、という意味です。
『あの場所』とは病院の木の下、タイトル画面でも出てくるあの木ですね。そして幻想世界では小屋のある場所とリンクしています。

つまり幼い頃一度死んだ渚を、木の下に連れて行ったことで幻想世界とリンクした。 結果的に幻想世界の少女が消える代わりに、渚は助かるものの、いずれ渚の命は幻想世界に戻る必要がある。

では渚の病気とは何か。
ゲーム中に出てくる渚の病気描写はおよそ3度。
文化祭の後、正月明け、そして三年目の春。
具体的な描写は少ないものの、彼女が病気を起こした時、ファミレスの完成、病院の工事、といった『街の変化』とリンクしています。 つまり街が変化していくごとに、街の意志と同化している渚に深刻なダメージとなって返ってくるという訳です。

ロボットは主人公。少女は最後にロボットをパパと呼ぶ。
渚の死と汐の誕生によって街の意志は汐に移ったと思われる。
つまり少女とリンクしているのは汐であり、
彼女がパパと呼ぶ以上、ロボットは主人公となる。
細かい話になりますが、汐は旅行先でロボットを失くしています。
恐らく、あれが幻想世界のロボットの原型でしょう。

まとめ。
渚が街の意志によって助けられ、街と同化する。
結果、街のダメージと出産が重なり、彼女は死亡するものの、
再び街の意志によって汐だけは助かる(汐が同化)。
同化した汐も再び街の意志によってダメージを受け、
死亡し、主人公の世界も閉じる。
現実世界が終了し、幻想世界に移行。幻想世界は時間が逆転。
ロボットが誕生(ロボットは主人公。現実世界に絶望し、幻想世界へ)。
ロボットと少女が交流を深めていく(これは主人公と汐(渚)との交流の暗示だろうか)。
少女の存在と引き換えに、幼い頃の渚を復活させる。再び現実世界へ。

これを繰り返していくが、光の玉(街の意志)によって、新たな可能性へと向かうことが出来る。
それがクラナドにおけるハッピーエンド。
新たな可能性によって、汐と少女のリンクが解けたので、最後のシーンでは少女が姿を現す事が出来たのでしょう。この辺はただの希望的観測ですが。

という感じでしょうか。
もちろん人によっては他の受け取り方があるでしょうし、公式で発表していない以上、正しい解答なんて存在しないと思いますが。


○アニメclannad after storyについて 時々、1体のロボットと1人の少女の場面が出てきますが、(主に冒頭など)あれは一体何なんですか?いつも気になってます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1024401030
trickstartripさん

あれはいわゆる幻想世界というやつです。
ただ、ことみの研究している「かくされた世界」との見解もありますが、わたしはちょっと違うかなあと思います。
というのは、「隠された世界」というのは、あくまでも物質的な世界のことで、現実に研究されているものです。パラレルワールドといってもいいかもしれません。つまりあったかもしれないけど、選ばれなかった未来ということです。そして、選ばれなかった未来は消滅するのではなく、それはそれで存在する、というものです。

対して幻想世界というのは、科学的というよりは、神道を主要な背景にもつものだと思います。
幻想世界というのは「終わってしまった世界」だとロボットがいっていますが、これは常世(とこよ)とよばれる世界で、常に変わらない世界、永久の世界を表します。そこには時間軸が存在せず、この意味で、現実世界とはパラレルに考えられなくなります。

常世と対になるのが現世(うつしよ)、つまり現実世界で、その境界とされるものの一つが「神木」です。常世というのは神の住む聖域で、氏神様が住んでいます。渚が死にかけた時に連れて行かれた場所にあった木こそが、この「神木」に当たります。
ということは、幻想世界に住む少女は、CLANNADの舞台となっている町の神様であると考えられます。神様といっても、万物の創造主みたいなたいそうなものではなく、氏子(住人)たちの親みたいな存在で、かなりローカルなイメージです。

ところで渚が死にかけた時に何が起こったかということですが、あの時、じつは「神降ろし」があったとわたしは踏んでいます。
「なぎさ」という名前は、神の依り代となる「なぎ」という木、もしくは巫女(巫、かんなぎ)を連想させます。
そして、その降ろした神こそが汐だと考えられます。

ということは、幻想世界の少女とは汐のことだといえるわけです。

で、ロボットですが、あれは大方の見解の通り、朋也の事だと思います。最終回で、少女が「パパ」と呼んでいたし。
幻想世界には、少女いわく住人たちの想いが「光」になってあらわれます。そして朋也もその一つだったということでしたから、少女は組み立てたロボットにその思いたる「光」を吹き込んだのではないでしょうか。

おそらくブログなどでも詳しく考察されたテキストが幾つも見つかるだろうとは思うのだけど、ちょっと検索してすぐ興味深い物が見つかったので、Yahoo!知恵袋のコメントを選んでみみました。 

2009年12月23日水曜日

ゲッサン創刊号別冊付録 1と2

このゲッサン創刊号の小冊子を読み終えた時の感想は
読めて良かったとかこの付録が付いてきて得したとか
そういうラッキーな読後感がないなぁってことかな。

付録っていうより微妙な短編を押しつけられたような気持ち。
それくらいみんな緩かった。巻末のおまけを集めました的な。
面白かったのは『ハレルヤ!オーバードライブ』の前日譚と
マコトの体験ボクシングくらい。

モリタイシと吉田正紀の漫画は内輪ネタ過ぎて、連載漫画はともかく、描いている漫画家自体にあまり興味のない自分にとってはよく知らない漫画家のよく知らない実情描かれてもなあ、という感じだった。

『ハレルヤ!オーバードライブ』は本編の漫画よりも面白かった。 本誌連載版よりも主人公の気持ちも伝わってきたし。 でもそれは自分が理化学研究施設のメンバーに興味が持てないというのもあるからかも知れない。

四位晴果の漫画は面白いけど、本編以上に「すもももももも」だし、杉本ペロの短編は、読んで本誌でも話を引っ張れないから継ぎ足し継ぎ足しで漫画を描いてそうな気がしたし、森尾正博はただの読者サービスだったし。アントンシクはデフォルメキャラを描くのが苦手なのかなと思ったり、島本和彦はサングラスの自キャラがAV監督みたいだと思ったり、あおやぎ孝夫はやっぱりヒロインより脇役をフィーチャーするんかい!と思ったり、ヒラマツ・ミノルは台詞が説明的すぎて読みづらかったり、中道裕太は読者サービス未遂だと思ったり、荒井智之は面白いことを言えないキャラが4人集まってバラエティ作ったらこんな感じかもと思ったり
(構成作家抜きで)した。 

坂ノ睦と石井あゆみは本誌とは全く別のオリジナル短編を描いていて、それら自体についてはそんなに面白いとは思えなかったけど、漫画への意欲を感じられていいなあと思った。 どこかのインタビューで編集長代理が石井あゆみにどんな題材がが向いてるか悩んだ、みたいな事を言っててピンと来なかったけど、この短編を読むと少し意味が分かった気がした。 絵柄がオカルト漫画っぽいけどほのぼのしてるのだよな。 普通ならIKKIとかで描かせそうなもんだと思うけど、あくまでももっと広い人に読んで欲しい漫画を描かせたかったのだろうか。

数本の作品についてだけ描こうと思ったら増えてしまったんで面倒だから逆に全作品の感想を書いてみました。


あだち充の別冊の方も、巻末漫画をあつめました的な何をしてでも読みたいってタイプの漫画は全然載っていなくて、仕事をさぼったり編集にお願いされて描かされてるされてるような内容のものばかりだったのだけど、それでも別冊1の連載陣のどの漫画よりも面白かった。 めちゃくちゃテンポが良かったな。

この別冊付録に冊は創刊号を読んでから大分後(05号読んだ後くらい)で読んだのだけど、創刊号と平行して読んでいたらハレルヤオーバードライブ!の印象緒変わったかなあとか思ったりした。 というか世間では既にゲッサンのコミックスとか色々出てたりするのだよな。

2009年12月17日木曜日

ゲッサン06号(2009年11月号)

これで読むのはやっと6冊目、半年分まで来たわけだけど
発売時に、この号は買おうかどうしようか迷いつつも
とりあえず1年分くらいまでは購読しようかなという
曖昧な理由で買い続けることにしたのだった。

まあでも来年は購読雑誌を減らす予定なので
実際にどうなるかはまだ分からないけど。
しかしゲッサンは売れているのだろうか。

  • 『Waltz』 (1話)新連載でいきなり表紙だし、人気漫画コンビの新連載のようなのだけども、今回の第1話は自分には面白いと思えなかった。 粗いタッチで描かれた女性向け漫画みたいで、主人公と岩西のコミュニケーションの取り方がいかにも女性受け狙いっていう感じがした。 女性層取り込み漫画第二弾なのかな。 読後なぜかgood!アフタヌーン連載の地雷震Diabloを読みたくなった。
  • 『QあんどA』 (6話)相変わらず幽霊の兄に勝手な行動をされる主人公が見ていて歯がゆい。 相変わらず主人公の何をやりたいかなどの意志が見えないのが読んでいて物足りない。 
  • 『とある飛空士への追憶』 (2話)飛行機は相変わらずあっさり気味だけど、線にタッチを入れるようになったせいか違和感は感じなくなった。 でも95ページ全体の描き方は飛行機だけじゃなく四コマみたいにアッサリしすぎと思う。 最初ギャグシーンなのかと思った。 あと今号はコミカルさがかなり出てきてるけど、シリアス面の緊張感がいまいち感じれないのでメリハリが弱いと思った。 原作の雰囲気は分からないけどただのラブコメ漫画みたい。 水着だけ残ってたとかいうご都合主義はいかにも読者サービスって感じがした。
  • 『まねこい』 (11、12話)読んでいてちょっと主人公の大きなリアクションが鼻についてきたなあ。 主人公が出てるコマ全部でオーバーリアクションなのが読んでいて疲れてしまう。 物語の流れの中でキャラの感情が自然に動くって感じじゃなくて1コマ1コマいちいち感情がオーバーに表現されているのがこれまでも比べて物足りないなあ。 今回は主人公の少年よりも、ヒロインのホンチーの心の機微の方に力を入れていて主人公が脇役になってるからかも知れないけれども。 ただホンチーが魅力的に描かれてるのは良かった。 猫太郎の姉バレの仕方は安易だなあと思った。
  • 『いつかおまえとジルバを』 (7、8、9話)人間の女が(性的にも)好きな猫って言う設定を大ざっぱにしか扱っていない気がする。 最終的にこの猫が好きだからどうしたいのか分からない。
  • 『アオイホノオ』 (18話)トンコさんが久々に出たからってわけでもないけど、サンデーネタとか久しぶりに面白かった。 サンデーに限らず大賞の賞金は釣りで実際は安く買い叩かれるだけなんでは?という疑問は受賞結果に大賞がなかなか出ないのを見ていたなら、漫画家目指してない人でも疑問に感じている事だと思うし。 漫画内でも後書きでも微妙にサンデーをフォローしてたけどそこまで含めてギャグ漫画ということで。
  • 『ハレルヤオーバードライブ!』 (5話)無駄に感じさせずにキャラを増やして主人公の環境が事件が起きやすいよう充実してきたし、話の流れも面白いとは思うけど、主人公と新キャラ冬夜のいがみ合いみたいのがいまいちうまく描けてないように思うって言うか、そもそもが主人公の内面のもやもやを描いてきてないし、だから、今まで期待してるなんて言われたことない、とか鬱屈したことを主人公に言われても、共感できないなあ。 ハルに対する恋心も描写があっさりしていてピンと来ないっていうか。 小雨は飄々としてる感じがあって苦労してるようには全然みえないんだよな。 
  • 『月の蛇』 (6話)ライバル登場でなかなか面白い、けど新キャラの林沖の端整な顔立ちと俗っぽい口調とが合ってないような感じがして違和感があった。 あと翠華がキミキミ言い過ぎだった。
  • 『よしとおさま!』 (6話)新キャラここで退場するの早っ!
  • 『ここが噂のエル・パラシオ』 (6話)桜花はある意味エピソードを片付けるための都合の良いキャラになってるんだけども登場してもなんかいまいちパッとしてないように思う。 ってか桜花が出てないシーンの方が面白い気がする。
  • 『アサギロ』 (6話)描き癖なのか、もともと顔がでかくなりがちでだったのが、今回、牢内で立ち上がった沖田が最大のバランスの悪さを発揮していて、シリアスななのに逆に滑稽に見えてしまった。 この漫画は顔芸が多くて、そこがくどく感じる所でもあるんだけれども、その顔の大げさな表情を物語やシーンが下地としてキッチリ支えているのでそんなにおかしな感じはしない。
  • 『No.1海堂』 (4話)主人公は毎回暴れるけど空気のように印象に残らない。 あと「ビド」は驚いた擬音としてはおかしいと思う。 拘る方向を間違ってるのでは。 比較するわけではないけどワンピースはある時期から「ガボーン」を全く使わなくなったよな。
  • 『イボンヌと遊ぼう!』 (7話)既存キャラをいかせていないのに、新キャラを増やして大丈夫なのだろうか。 あとパンチラは無くても良かったのでは。
  • 『リンドバーグ』 (6話)プラモのおでこ部分のゴーグル的なものが体の一部だというのが未だに納得いかないなあ。 ニットの目を見開き驚く顔の見せ方が単調だと思う。 シャークが主人公にしか見せないしニットとプラモに魅力を感じられないせいか、面白そうなものの読んでいていまいち載れない。
  • 『権力の犬ポリスワン!』 (6話)順調に面白からずな方向へ進んでると思う。 この漫画も漫画なのにセリフって言うか言葉に頼りすぎてる気がする。
  • 『忍びの国』 (6話)原作通りかも知れないけど、伊賀勢を金で釣るというだけの三郎左右衛門の策略はチープ過ぎないだろうか。 これも原作通りかも知れないけど死にかけてた文吾を生かしておく理由が分からない。 文吾の見た目が士道に出てくる弟みたい。 あと今回分かったのだけど、無門はシリアスな表情が気取りすぎに見えるのが自分は苦手なのだな。
  • 『タイムメール』 (6話)息子が放火して死人が出たという、今まででもかなりシリアスな立場の人間が出てきたわけだけど、シリアスすぎて、過去を変えられる可能性という設定の現実逃避性が、今までで一番表面化してまったように思う。
  • 『第三世界の長井』 (6話)漫才じゃないんだから、漫画で登場人物がみんな立ちっぱなしのセリフだけで話を進められてもなあと思った。 
  • 『マコトの王者』 (6話)強いだけじゃなく、生意気なスパーリング相手に勝ってもちゃんとアドバイスをしたりフォローする中身が元王者のマコトと、馬鹿なだけじゃなく馬鹿なりの正直な男気を見せる中身が現王者のマコトという、両者の人柄の良さが描かれていた。 好感触。 でも天堂の許婚のまさみの切れキャラはこれからの展開で必要あるんだろうかと思った。
  • 『ザ!!ビーチスターズ』 (6話)試合になると面白いんだけど、戦う相手の軍オタだかミリタリーオタだかのキャラ付けが読んでいて煩わしかった。 でも本当話が進むのが早いっていうか1話に色んなものを詰め込んでるなあ。
  • 『怪、刺す』 (6話)キャンプファイアにいた女性が突然消え写真にも写ってなかったという話を予想が付く話の進め方をして予想通りに終えてしまった。 
  • 『楽神王』 (6話)なぜバトルシーンのコマのど真ん中に擬音を大きく入れて見づらくするのかなあ。 擬音をメインに読ませたいコマなのか分からないけど、ただでさえ見づらい楽神同士のバトルがさらに見づらくなると思うのだけど。 今回は楽人達が隣国へ協力を求めに行く話で、ルーチェの幼なじみのフェローが初登場するわけだけど、女の子二人の入浴シーンがあって、なぜここで読者サービスするかなあ、とか、これって必要?などと思っていたら、入浴する理由を物語に上手く取り込んでいてちょっと唸らされた。 おてんばなだけの子供っぽいフェローが実は真剣に物事を考えていたというどんでん返しは予想出来たけど、毎回ちゃんと燃える展開になのが良いなと思う。
  • 『信長協奏曲』 (6話)今更気づいたのだけど小山ゆうっぽい方向を狙ってるのだろうか。 今まで信長役になってしまった少年は、ほとんど何もなしえていなくて、回りが勝手に感心し評価することで特別な人間のように扱われているのだけども、回りのリアクションに支えられた魅力以上のものが少年に自発的にどれくらい出せるのがこれから盛り上がっていくための鍵の一つになるのかなと思った。 信長の妻の帰蝶が綺麗になって言ってる気がする。 ただ『忍びの国』の無門の妻と見た目がかぶっている気がしなくもない。
今回の号を読んで次が気になったのは『楽神王』くらいかなあ。
あと漫画家の仕事場へおじゃまするレポート漫画の「仕事場見たいし!」は
仕事場へ実際に行ってる意味が感じられないような内容なのが気になる。
正直今号を全部読むのがしんどかった。
もっと連載減らしても良い気がする。

それから、「ゲッサンしてみる。」のコーナーのイラストが、毎回連載陣の持ち回りで描かれているようなのだけどいつも凄く良い。 単純にストーリー漫画と1枚絵のイラストを比較しするのは良くないとは思うけど、イラストによっては今の連載よりもこういうイラストの雰囲気の漫画を描いて欲しいと思うくらい。

2009年12月16日水曜日

ゲッサン05号(2009年10月号)

目標としては一年くらいは購読を続けようかなという感じなのだけど
ここに来てちょっと読むのが疲れてきたのだった。 
まあ疲れたのは続けて何冊も読んでるせいかもしれない。

ちなみに続けて記事をUPしてはいますが書いて即UPしているわけではなくて、それから一つの号を読み終えるのにもたいてい何日もかかっています。

  • 『とある飛空士への追憶』 (1話(序章の2話分を除いてカウント))いよいよ出発したけれどもまだ話の下準備と言う感じ。 カラー終わりのモノクロページの飛行機の描き方が相変わらず簡素過ぎると思う。
  • 『QあんどA』 (5話)高校も始まり大きく話が動きそうだけど、主人公が兄に翻弄され続ける事に読んでいてストレスが溜まってしまう。 主人公はいつ自分のハッキリとした意志で行動するのだろう。 それとヒロインが毎回出てくる割りには、ほとんど読者サービス要員に過ぎない状態で、物語的にまだいまいちパッとしないのも残念な感じ。 この作品は、身近なものの死と神話化された兄弟の影をどう乗り越えるかがテーマと思っているのだけど、ほんとどう転ぶか分からない感じ。 それにしてもあだち充の絵が雑誌の表紙だとメジャー誌って感じがする。
  • 『ハレルヤ!オーバードライブ』 (4話)あこがれの先輩の過去と主人公の恋愛話を絡めていて面白かった。 っていうかこの漫画はバンド要素より恋愛話の方が面白いかも。
  • 『まねこい』 (9、10話)9話は主人公が顔芸をし過ぎていて食傷気味だった。 浅丘めぐみの歌歌ってたけどやっぱホンチーの姫カットは浅丘を意識してたのか。 10話はヒロインが性格含めて可愛らしく描けてたのが良かった。
  • 『リンドバーグ』 (5話)遂にエルドゥラの外へ出て話が大きく動いた。 個人的な好みに過ぎないかも知れないけどニットとモーリンの顔は顔に対して目がシンプルでありながらかなり大きくてバランスがよくないっていうかアップにすると厳しいと思う。 シャークの顔のアップは決まってるのだけれど。 あとシャークの行動力や意志が目立ちすぎてニットのエルドゥラを出る動機の印象が薄くなっていると思った。
  • 『ここが噂のエル・パラシオ』 (5話)覆面キャラの活躍回で、覆面女子レスラーが顔を見られないようにドタバタする話だったのだけど、ありがちながらもそれなりに楽しめた。 極端なドタバタよりも日常に即したドタバタの方が良いっていうか、ほのぼのした部分を広げた方が作風にあってそうな気がした。 時々キャラが「よつばと!」のキャラみたいに見えるけれど気のせいだろうか。
  • 『アオイホノオ』 (17話)ここ数話で何か足りないと思ったらトンコさんがほとんど出てないからだと気づいた。 自分も昔アニメイトかどこかで流れてた『愛国戦隊大日本』とか『バース』とか見てた気がするので懐かしかった。
  • 『アサギロ』 (5話)島崎勝太の剣の腕や、豪快でしたたかな性格、且つ仲間思いな所が面白かった。 でも作品的には共感できるキャラが既に死んでいるので、完全に傍観者として眺めてる感じな読後感だなあ。
  • 『タイムメール』 (5話)今回の主人公である女性が、未来の自分に不幸になると言われたからといって好きなイケメンをあっさり諦められる事に疑問を感じたけど、今回の主人公はかなり打算的に生きていて少し傲慢な所があるというのが後に分かるので、簡単にアタックする相手を切り替えたのは、一応理屈としては分かるかな。 今回は一種のバッドエンドという事になるけど、自分の幸せしか考えてない人間の末路という、多少教育的な話なのかも。 宝くじの縁起にちなんだ八の意味の解説の仕方がかなりわかりやすく書かれていて、一応読者対象に小中学生も入れてるのかなと思った。
  • 『よしとおさま!』 (5話)新しい敵キャラ出現で面白くはなりそうだけど、男に手を握られてドキドキしたりやさしくされて頬を染めたりする男を少年誌で読まされてもなあ。 完全に女性読者向け枠なんだろうけど、露骨なのではないかと思う。
  • 『イボンヌと遊ぼう!』 (6話)オチが弱いし、発想が地味なのに極端な方向に展開させようとして失敗してる感じ。 はじめが、粘土細工が下手な事の表現としての結果の出来上がった変な造形物が、下手っていうよりはただ趣味の悪い人にしか見えなかった。
  • 『マコトの王者』 (5話)お互いの生活の中の問題をそれぞれのやり方で解決しようとしてる話。 熱くていいけど、外見が天堂になったマコトが天堂の弟に実の父の話を語って、それが弟に疑問を感じさせずに流されてるのには違和感があった。 ボクシングをやっているのだから脳の心配をされ病院へ連れていかれてもおかしくないのではないかな。
  • 『No.1海堂』 (3話)今回はそれなりに面白かった。 ひと月おきに面白い漫画なのかな。 といってもミルコ・セスターというキャラだけが面白くて主人公は存在感が薄かった。
  • 『いつかおまえとジルバを』 (6話)覗きをする猫以上の話でしかなかった。 何でもありな猫なので、何をやっても緊張も緩和もない感じ。
  • 『ヤニ少女、月夜を翔る』 (読切)雰囲気があって、ちょっとした小品として楽しめた。けど、ヒロインがエヴァンゲリオンの綾波に見えて仕方ないのと題名が内容に対してと古い意味でちょっと気取りすぎのように思えた。 
  • 『月の蛇』 (5話)悪人が北斗の拳的極端な残酷さなのが相変わらずだけど、翠華のポカーンとした口の開け方が間抜けに見えて仕方なかった。
  • 『権力の犬 ポリスワン!』 (5話)銀行の支店長のキャラがちょっと面白かった。 内容は連続殺人事件だけどいつものよう小ボケの多い漫才という感じ。
  • 『楽神王』 (5話)視点が弟の方へ移ってどうなるのかなと思ったけれども、弟もただの敵対する悪役キャラにはならず、兄のいる国と敵対する国の中で、ゴタゴタに巻き込まれつつも持ち前の才気で乗り越えるという盛り上がりを読ませつつも、その中に楽神についての解説や礼音の現世での自分の評価へのコンプレックスまで入れてくるという構成が上手いと思った。 基礎的な事しか出来なくてもその基礎技術が凄いので強いっていうのもありがちだけど面白かったし、礼音も好んで戦いたいわけじゃない感じがうっすら出てていたしで、この漫画はやっぱり面白いと思う。 構成に力を発揮するタイプなのかなあ。 ただ手癖なのかキャラクターの顔のバランスがちょいちょいおかしい。 あと楽神の名前がストラディバリウスっていうのはストレート過ぎるのではと思った。
  • 『忍びの国』 (5話)今回は面白かった。 ただ相変わらずギャグ要素の入れる場所がおかしい気がする。
  • 『第三世界の長井』 (5話)計算して破綻させてるようで普通に世界観が破綻してると思う。 「DIOに間接的に殺害された父親」と「我等うまれし日は違えども正座は一緒」「つまんねー絆。」というセリフは面白かった。
  • 『ヒーロー抹殺@れいゆ』 (読切)今時のドタバタ漫画って暴力の表現が極端なのが多いと思う。 で、主人公が本業再開だな、とか、「ヒーロー」ってセリフで大見得ったりしているけど、やってることはそれまでの行動と大して変わらないし既に正義の味方と言っているので全然ハッタリになってないし、正義の味方とヒーローの違いって何なの?って疑問に思うし、作者がヒーローに込めたそれまでの主人公の行動との違いがはっきりしないからわけ分からない大見得になってると思った。
  • 『怪、刺す』 (5話)謎の黒子に声をかけると衣装だけ落ちて中身が消えるというのが2度起きているわけだけど、1度目をスルーしてるからオチに同じ展開を持ってきても既に既視感があるし、二度目に登場人物が感じるその疑問は最初の時点で発生しろよって思ってしまう。 まあ一応は実際に起こった話ということになっているんだけど。
  • 『ザ!!ビーチスターズ』 (5話)試合以外でのキャラのテンションの高さは騒がしいだけに見せてしまう。 次回本格的な決勝トーナメント開始。
  • 『信長協奏曲』 (5話)人の生き死になどに関する現代人と戦国時代の人間との意識やモラルのずれに関しては触れない方向で行きそうだ。 悪くないけど物足りない感じ。 この漫画家の現代劇を読んでみたい。 

いつもの漫画家の仕事場へお邪魔するコーナーが、今回あだち充の仕事場へということで、増ページかつ若手中堅漫画家陣も参加して、毎号連載作家の発言が読める「今月の特集」と「連載陣のしてみる日常。」がお休みになってしいたのが残念。

これらのコーナーはゲッサン読者ページという名目のページ内にあるのだけど、読者の感想やイラストなどは一切載っていないという素敵仕様なので、どの辺が読者ページなんだよとか思うのだけど、それは読者から来た漫画家に聞いて欲しい質問が載ってたりするってことだろうか。 このコーナー自体は好きなので続けて欲しいけど、読者コーナーってよりゲッサン楽屋話(裏話)みたいなものだよなあ。

ちなみにこの号で一番面白かったのは『楽神王』。

ゲッサン04号(2009年09月号)

まず先に書いておくと
この号が今までで一番面白くないと思った。
面白かったのは『まねこい』『マコトの王者』
あとは『楽神王』くらいかなあ。

買ってから大分経って読んでいるけど
もし買ってすぐにこの号を読んでいたなら
買ったことを後悔して次から買うのをためらったかも知れない。
連載の柱?の『QあんどA』や『アオイホノオ』がいまいちなのがしんどい。

  • 『とある飛空士への追憶』 (序章 1、2話)話は面白いと思うけど背景やメカ、爆発が書き慣れてない感じなのが気になった。 飛行機が題材の作品で戦闘機がチープに見えてしまうのは問題だと思う。
  • 『QあんどA』 (4話)話が全く進展していない。 今後の話を思いつかないので引き伸ばしてるように思えてしまうが大丈夫なのだろうか。
  • 『アサギロ』 (4話)それなりに面白いけど、結局強者の目線で進行してしまうのかなあ。
  • 『ハレルヤ!オーバードライブ』 (3話)主人公がギターの練習など簡単に成果が出てるように見えるくらい話がスムーズに進むせいか、読んでいていまいち盛り上がりがないように思えた。 で、そんな状態で歌の才能ありましたとか展開されてもピンとこないっていうか。 演奏の背景に生き物を出して音を表現するのはいまいち成功してないのでは。
  • 『アオイホノオ』 (16話)枝葉の話をやりました的な余談回な感じ。 仕事を取材して面白おかしく描かれたコラムみたいだった。
  • 『よしとおさま!』 (4話)サビ丸のキャラが「すもももももも」のもも子と似てると思う。 やはり女性向けの漫画誌に描くべき題材なのでは。
  • 『月の蛇』 (4話)依頼主の女と主人公の出会い話。 今回は面白くないとは言わないけどまた極端に残酷なキャラが出てきたな。 敵側の残酷さと主人公の勝負できれば生死はいいみたいな安穏さがちぐはぐな感じがした。 あと前にも書いたけど主人公が一々決め顔をするのが自分には読んでいて恥ずかしい。
  • 『いつかおまえとジルバを』 (4、5話)去勢手術は笑ったし、この作品は四コマ漫画の方が合って気がした。
  • 『怪、刺す』 (4話)優しい幽霊の話だがフォントを変えるのが読みづらいと思う。
  • 『まねこい』 (7、8話)いつになくヒロインが可愛く見えたけど描き方を少し変えたんだろうか。 猫太郎の「オレは、お前の人生の脇役とちゃうぞ!」の辺りの台詞には物語の流れの中においてかなり説得力があって良かった。 主人公が話しかけてくれるのを待ったりとか、話をしてるのに勝手に自己完結して失敗したりとか、細かい人間の機微が表現できていてそこが好きだ。
  • 『リンドバーグ』 (4話)高まった感情を表現するのにいちいち顔のアップにし過ぎるのがくどいんじゃないかと思う。 物語に没入していてもアップのカットのたびに、近づきすぎー、って感じでちょっと引いてしまう。 あとリンドバーグの頭などの造形がやっぱり変に思える。  
  • 『ここが噂のエル・パラシオ』 (4話)主人公が居候先で自分の役割を見つけてレフェリーになる話だったけど、どうにも盛り上がり所が分からない。 色々ドタバタしてるけどなぜか登場人物達にいまいち感情の起伏がないような印象を受けてしまう。 漫画家と題材が噛み合ってないのではないかなあ。
  • 『No.1海堂』 (2話)連載前の読み切りと同じくらいのテンションが高いだけの漫画って感じだった。 1話は面白かったけどこっちがやっぱり素の方なのかな。 観客の反応を無視して練習だけこなした漫才みたいで、漫画のキャラ同士だけで勝手に盛り上がっていて置いてけぼりな感じがした。
  • 『第三世界の長井』 (4話)相変わらず台詞を読むのがしんどかった。 台詞だけで面白くしようとし過ぎではないだろうか。
  • 『権力の犬ポリスワン!』 (4話)久しぶりに映画のセルピコを見たくなったけど、それはともかく人間が犬になったという設定は怖くて笑えなかった。
  • 『イボンヌと遊ぼう!』 (5話)スイカ割りの話をひねってみたら、ただ変な着ぐるみが出てきただけの普通の話になってしまいましたって感じがした。 絵の雰囲気がのほほんとしてるのが生きていないような。
  • 『忍の国』 (4話)話自体は良い感じで盛り上がってきたけど、やっぱり自分には無門に魅力を感じられなくて、魅力を感じられないからギャグ顔になると調子に乗るな!とか(キャラに対して)思ってしまう。 ダブル主人公かも知れないけど平兵衛の方が主人公として親しみやすい。 完全に好みの問題かも知れない。 無門の妻のお国が平兵衛側に付くか殺されるかすれば自分の中で盛り上がりそうだけどしないだろうなあ。
  • 『マコトの王者』 (4話)面白いけど弟や借金取りとかキャラを増やして話広げすぎると中身の入れ替わりから来る発言のおかしさの大ざっぱなごまかしが効かなくなって、ごまかしがうやむやになることの白々しさが増しはしないだろうか、などと思った。
  • 『タイムメール』(小説) (4話)プロになりたいのに路上ライブばかりでライブハウスで演奏しない事に違和感を感じる。 インディーズでもCDは出せるわけで、その辺の設定がゆるくていまいちだった。
  • 『楽神王』 (4話)やっぱり擬音の入れ方がアクションを見づらくさせてると思う。 話的には巨大な敵が迫って弟も再登場で盛り上がりそうな感じ。
  • 『ザ!!ビーチスターズ』 (4話)試合になるとやっぱり面白い。 ボールの弾道やジャンプした時の浮遊感とか空間が生きてて迫力がある。 それにしても話の進み方が駆け足だなと思った。
  • 『信長協奏曲』 (4話)身近な人間の死と間者の登場で、雰囲気に不穏さが増して面白くなってきた。 この漫画のキモは信長と入れ替わった飄々とした高校生が、殺し合いや妻との夫婦関係をどう対処するのか、という所だと勝手に思ってるのだけど、普通の子供なのに平手を殺した男が目の前で殺されても頓着しない所にちょっと違和感があった。 ただ、間者の田原伝二郎の怪しい見せ方が良かったし平手が死にかけてる時に信長を演じる少年が「どーすんの?」という言葉を何度も言うのがほんとに今時の子が言いそうで面白かった。 死にかけてる相手に向かって主人公に「どーすんの?」って言葉を言わせるってちょっと凄いと思う。

ゲッサン03号(2009年08月号)

表紙が凄く良いと思った。
つい買いたくなってしまう感じ。

  • 『No.1海童』 (1話)前回読んだ短編がいまいちだったので期待していなかったけどこの新連載はけっこう面白かった。 緩急も普通にあった。 炎の転校生的なギャグ漫画なのかな。
  • 『QあんどA』 (3話)ヒロインの兄という登場人物が増えたけど、話が全然進んでいないなあ。 ヒロインの兄である売れない作家の言葉があだちの心情とダブるようになっているけど、もしかして先をあまり考えずに描いているのだろうか。 心配になってきた。
  • 『ハレルヤオーバードライブ』 (2話)安物で格好悪いとはいえ自分のギターが売られようとする事に主人公が葛藤したり面と向かって反抗したり怒らない事に違和感を感じた。 そこで一度揉めないとギターを売る事に決めるシーンが生きないんじゃないのかな。 あとやはりヒロインの顔が判で押したように同じような顔ばかりなのが気になる。 笑顔描くの苦手なのかな。
  • 『あずまんが大王補習編』 (3年生)今回で最後だけど良くも悪くもあずまんって感じ。 表紙はさわやかな感じがあってとても良かった。 そのうちまた何か連載して欲しい。
  • 『月の蛇』 (3話)強者同士のありがちな戦いに意外にシビアな決着の付き方が面白かったけど、3号までにかなりのページ数をかけてほとんど話が掘り下げられてないし進んでないのはどうなんだろう。 週刊誌じゃないんだから。 あと主人公が未だに脇役に見える。
  • 『いつかおまえとジルバを』 (1、2、3話+α)ギャグ漫画だけど可も不可もない感じ。 あっさり描きながらも女の子のキャラがちょっと良い感じなのでこの漫画家には男が主人公の片恋物とか読んでみたい気がする。
  • 『アオイホノオ』 (15話)あいかわらずそれなりに面白いけど映画のロッキーの辺りのエピソードは短かった話を引き伸ばしてるような感じがした。
  • 『まねこい』 (5、6話)大まかに落ちの予想はついたけど上手くまとまって面白い。 これもまたパターンではあるけどハンサムの幼なじみの登場も事件を予感させていい感じ。 この連載は完全にゲッサンを読み続けたくなる理由の1つになった。 主人公の少年の気弱でつい嘘を付いてその嘘が積み重なる感じが上手く出ていた。 優柔不断ではあるけど言動にカタルシスを感じさせるある少年ってなかなか描かれないから貴重だと思う。
  • 『アサギロ』 (3話)面白いんだけど、このまま沖田はイノセントなキャラで通すのかなあ。 成長物として期待してたけど、回りは変化しても沖田が変わらないから話が進んだ感じがいまいちしないのだよな。
  • 『イボンヌと遊ぼう!』 (4話)完全に好みの問題と思うけどイボンヌのアホ毛や高橋の双葉の毛とか無くてもいいような気がする。 描きたいギャグや物語が無くギャグ漫画を描いてる感じがする。
  • 『第三世界の長井』 (3話)もはや推敲されてないテキストを読まされてるような。
  • 『信長協奏曲』 (3話)信長と入れ替わった主人公の飄々としたキャラが味わいなんだけど、それ以外何もない気がしないでもない。 
  • 『よしとおさま!』 (3話)男だらけの馴れ合いを延々と読まさせられてる感じ。 ギャグ物でもない男が男に手料理を食べさせようとする話って面白いかなあ。 男同士で食べさせようとしたり逃げたりやりあって盛り上がるシチュエーションではないと思う。 サビ丸がうっとおしい以上の印象を受けないのだけれど。
  • 『権力の犬ポリスワン!』 (3話)「お前はデート素人か」は面白かった。
  • 『忍びの国』 (3話)相変わらず無門が苦手だった。 強そうにも怖そうにも見えずただ女の人が女性向けに書いたような目が切れ長で面長のキャラにしか見えないのだよな。 平兵衛が最後に同行する忍者を切ったのだけ良かった。
  • 『高校球児ザワさん』 (読切)どっかしら佐藤宏之を思わせるかも。 この漫画に興味は持ったけどあだちの陰に隠れた(隠れてないけど)編集長代理市原氏のプッシュの仕方に違和感を感じる。
  • 『タイムメール』 (3話)今まで手一番小気味良くまとまってる話だった。 従兄弟の子供の話の使い方が上手かった。 それにしてもこのシリーズは不倫だとか借金に博打とかゲッサンの想定読者は誰なんだろう。
  • 『おとめジェノサイド』 (読切)男が女に虐げられる話は今時よく見かけるけど、出てくる女の子達に魅力を感じられないのでただ男をいじめてる内容にしか見えないし、もちろんフィクションだし漫画なのは分かっているけど読んでいて不愉快になる。 これの作者が準グランプリで第一回読み切り作品なのがゲッサンの今後に不安を感じてしまう。
  • 『ここが噂のエル・パラシオ』 (3話)この漫画も男がちょっと非道い目に遭う話なんだけれども、相変わらずありがちな話をただ漫画にしました風な面白さのポイントが分からない漫画だった。 女性キャラが沢山出てくるけど、ヒロイン以外ほぼ空気でそのヒロインも身勝手ってて部分しかキャラ立ちしていないように思うし。 主人公の記憶喪失や女子プロ設定が漫画の引きになってないと思う。
  • 『怪、刺す。』 (3話)実話系でありがちなぶつ切れのあれは何だったんだ?的な小咄以上の物ではなかった。海から現れる怪異がクトゥルー神話的な展開か?などと一瞬思ったけど勘違いだった。
  • 『ザ!!ビーチスターズ』 (3話)試合がないと面白くないかも。 色々詰め込みすぎ話進めすぎ。
  • 『楽神王』 (3話)予想の付く展開なんだけど読んでいてかなり盛り上がった。 主人公の少年(青年)が音楽を愛してるという設定を矛盾させずに音楽で戦わせる方向へと上手く持っていったと思う。 絵柄が今風じゃないし音楽で操るメカの造形も微妙なのが損をしてるかも。 ただ、アクションシーンで擬音の文字が大きすぎて絵にかぶって読みづらい。 ところで作品とは関係ないけど「仕事場見たいし!」を読んで作者の印象が個人的にちょっと悪くなった。
  • 『マコトの王者』 (3話)いかにも少年漫画的な絵柄に破天荒な展開だけど話や登場人物達の機微は丁寧に描かれていて安心して読める。 この漫画も自分的に3話で盛り上がってきた。 それと、巻末の記事で最初青年誌に投稿してたというのが意外だった。 少年誌的な絵柄だと思っていたので。多少絵は変えているのかな?
  • 『リンドバーグ』 (3話)絵心を感じる部分は悪くはないと思うんだけど、なんというか、自分にはいまいち生活感を感じられなくて、それが気になった。 あと生き物のプラモが造形的にあまり動物っぽくないのがひっかかるのと主人公に魅力が足りてないように思う。 主人公の良いところと悪いところがハッキリしない。

というわけで、3号で次を読むのが楽しみに感じた漫画は、
あずまんは今回で終了なので置いておいて、
QあんどA、アオイホノオ、アサギロを柱として
まねこい、楽神王、マコトの王者、って感じかな。
楽神王とマコトの王者はなんだかんだゲッサンの縁の下を支えてると思う。

それで、読むのがしんどいのは
よしとおさま!、忍びの国、ここが噂のエル・パラシオ、かな。

自分は同性同士がやたらベタベタしたり馴れあったり、
キャラが特に理由もなくやたらテンションが高かったり
誰かが非道い目に遭い続けるだけだったりする作品は苦手なので
そういう展開の漫画に対しては感想に補正がかかっていると思います。

あと、次が楽しみと言っても、本当に次の展開が気になる漫画はアオイホノオだけかな。 QあんどAはあだちはこの漫画をどうしたいんだという、内容以外の目線で気になっています。

2009年12月15日火曜日

ゲッサン02号(2009年07月号)

全体的に創刊号より面白かった。
誌面の半分くらいまでは。

  • 『ハレルヤ!オーバードライブ』 (1話)1話目としてはいまいちかなあ。 ヒロインの笑顔がどのカットもハンコで押したようなぱっちり目のスイカ口な同じ顔なのに違和感があった。
  • 『ここが噂のエル・パラシオ』 (2話)強引な展開が漫画の勢いや面白さに結びついてないように思う。 ってか既視感以上のものを感じない。 作者が本当に描きたい漫画なのかなあ。
  • 『QあんどA』 (2話)身勝手なお兄さんに悪い意味でイライラさせられる。普通にうっとおしい感じ。
  • 『リンドバーグ』 (2話)読むのに慣れたからかも知れないけど前回より面白いし漫画っぽく感じた。 ただ主人公の少年のキャラがナマイキなんだか内気で大人しいんだかはっきりしない感じがした。
  • 『アサギロ』 (2話)面白けど沖田のイノセントというか傲慢さに変化はあるのかな。 このままだと好みとしてはちょっと苦手な感じだ。
  • 『アオイホノオ』 (14話)面白いけどバイクのお姉さんの顔の描き方に違和感を感じるのはなぜだろう。 タッチがくどい顔なだけかも知れない。
  • 『まねこい』 (3、4話)前回よりもかなり面白かった。
  • 『駅恋』 (読切2本)原秀則の漫画をちゃんと読むのは昔のヤンサンの連載以来かも。 セリフの配置や言葉遣いが流れるように読みやすい。 線のタッチが太くクセが強くなった?
  • 『あずまんが大王 補習編』 (2年生)前回より大阪が目立つ話が多かった。 前回から初めて読む人は各キャラの名前分かるのかなあ。
  • 『忍びの国』 (2話)やっぱりコミカル要素の入れる場所に違和感を感じてしまう。 コミカルさが入る事で盛り上がりかけた気分が削がれる。 キャラクターを与えられた物語以上に盛り上げようとして空回りしてる感じがあった。
  • 『イボンヌと遊ぼう!』 (3話)可も不可もなくありがちな可愛さとありがちな落とし所で終わった。
  • 『マコトの王者』 (2話)2つの視点の漫画を同時連載とのことだけど面白かった。 でもやっぱり入れ替わってるのが読んでいて面倒に思えた。
  • 『よしとおさま!』 (2話)男しか出てきてないし男同士の関係の描き方がなんか苦手だ。 馴れ馴れしすぎると思う。
  • 『権力の犬ポリスワン!』 (2話)こなれてない漫才台本の第一稿を読まされてる気分。 小ボケに逐次大げさに突っ込みを入れすぎ。 今回は全体的にすべってると思う。
  • 『楽神王』 (2話)新鮮な内容ではないけど話運びがスムーズで読みやすい。 よく知らないけど音楽ネタを扱った他のラノベとかゲームの影響とかはあったりするのかな。
  • 『怪、刺す』 (2話)前回よりは面白かったけど、小説と挿絵より漫画化して欲しい。
  • 『第三世界の長井』 (2話)アメリカ人と博士のセリフが詰め込みすぎな気がする。
  • 『月の蛇』 (2話)読んでいて水滸伝と梁山泊に興味を持ったけど、主人公の男になにか魅力を感じないというか、脇役が活躍してるように感じてしまう。 主人公に共感させて読ませるタイプの漫画ではないのかな。
  • 『ツカサどんと恋!!』 (読切)緩急の緩が少なすぎるように思う。セリフの文字の語呂が悪いっていうか、読みづらいんでもっと言葉選びを推敲すればいいのに。 ギザギザの吹き出しの描き方がいまいち叫んでるようには思えずまったり読んでしまう所があった。
  • 『タイムメール』(小説) (2話)いじめで自殺した友人の話だけど、自分がメールの返信をすることがその時の自殺を止めるきっかけになったとしても、いじめの根本的な解決にはならないわけで、その辺がぼかされてるのが気になった。 この小説だけは連載漫画よりもやたらシリアスだなあ。
  • 『ザ!!ビーチスターズ』 (2話)早川さなえや小野レイカの余裕あるようなキャラ付けがちょっと苦手だけど基本的には熱血スポコンで面白かった。
  • 『信長協奏曲』 (2話)信長と入れ替わることになった少年が日本史の教科書を読んで自分の行動を確認するのが面白かった。

『ツカサどんと恋!!』以下のテキストがなぜか消えていたので追記しました。

ゲッサン創刊号(2009年06月号) その2

  • 『QあんどA』 (1話)身近な兄が自分勝手で嫌な感じなのが良くも悪くも気になる。
  • 『あずまんが大王 補習編』 (1年生)適度に面白かったり微妙だったりするのが良かった。
  • 『よしとおさま!』 (1話)男同士の関係が変 BLっぽいのでは。
  • 『月の蛇』 (1話)男の決め顔が読んでいてちょっと恥ずかしかった。
  • 『アオイホノオ』 (13話)面白いけど想定読者が狭い気がする。 その時代や作中で語られているアニメを知らない人にも面白さは伝わっているのだろうか。
  • 『バースデイ』 (読切)さらっと軽く読める小品という感じ。 読み切りとしては悪くないと思う。
  • 『アサギロ』 (1話)天才剣士目線のの傲慢な話かなと思ったら勝つ意味や重さが多少描かれていて良かった。
  • 『忍びの国』 (1話)奥行きなど空間や遠近感が上手く描けてないから、縦構図の距離感や迫力が上手く出ないコマがあるように思う。熱血っぽさも空回ってる気がする。 あとコミカル要素を変な所で入れるので熱い物語の流れが止まって萎える所があった。 この作品もどっかしら人間関係がBLっぽい感じがある。
  • 『ここが噂のエル・パラシオ』 (1話)ありがちな話をありがちに描いてるだけのように思える。
  • 『第三世界の長井』 (1話)オチがよく分からなかったけど落ちてないのかも知れない。
  • 『イボンヌと遊ぼう!』 (1、2話)どこかでみたような設定の漫画。 それなりには読めるけど、この漫画こそ編集長代理が創刊の宣言かなにかで暗に疑問を呈した既存漫画の縮小再生産そのものなのではないだろうか。
  • 『まねこい』 (1、2話)キャラのあっさりした崩し描きに魅力があって、こういう簡素なキャラのタッチで日常四コマやエッセイ漫画描くと面白そう。 ただヒロインの顔のアップが、くどいっていうか怖い。
  • 『マコトの王者』 (1話)中身が入れ替わり相手の苦労が分かった、で元に戻れば良かったのに。 この後の物語を入れ替わりを意識しつつ読み続けるのがなんだか面倒そうに思えた。
  • 『怪、刺す』 (1話)可も不可もなくすぐ忘れてしまうような内容と挿絵だった。
  • 『権力の犬 ポリスワン!』 (1話)途中からノリが変わって面白くなくなった気がした。
  • 『リンドバーグ』 (1話)安彦良和の影響がある絵柄。 漫画の体裁だけど各コマの構図がコマを読み進める時にいまいち上手く流れていかない感じ。 
  • 『タイムメール』(小説) (1話)自分の中では創刊号で一番つまらなかった。 たとえメインの青年を思いこみの強いキャラとしてわざと書いていたとしても、主人公を含め出てくる人間全員がまぬけに見えてストレスが溜まった。
  • 『楽神王』 (1話)聖闘士星矢みたいなメカが出てきた。 大味な設定と展開だし小学生向けの雑誌に連載した方が合ってる気のする漫画だった。
  • 『ザ!!ビーチスターズ』 (1話)キャラの絵を上手いと思わないし、決めポーズらしい腰を落とした姿勢のポーズも魅力を感じないのだけど、試合が始まるとテンポも良く面白かった。 連載モノの続きのようだけど初めて読む人にも上手くまとめて描けてる気がする。 女の子キャラがいまいち可愛く描けてないのが勿体ない。
  • 『信長協奏曲』 (1話)絵柄が昔どこかで読んだことあるような感じだけど新人のようだから似た別の人なのかな。 胸元のはだけた少年を描きたいだけなんではって気もした。
創刊号だからなのか、異世界からやってきたとか異世界へ行ってしまった的な話が多かったと思う。 そういう設定を使わないと物語を始められないものなのだろうか。

あと、書いたものを後で読んでみて否定的な事ばかり書いていたので焦った。 おそらく、読んだ後の読後感がダイレクトに感想に出ているんじゃないかと思う。 設定や絵柄やもろもろが良くなくても読み終えて納得出来る感覚が残っていたら好感度のある感想になるのではないかなと。 といっても読んですぐ感想をメモしてるものばかりではないのだけれど。 いうまでもなくその号に載っている話を読んだ時の感想であって作品全体を俯瞰してどうこう書いてるわけではないです。

ゲッサン創刊号(2009年06月号) その1

時期的に何を今更という感じだが
最近の自分は雑誌を溜めて後で読む事が多いので
だから今更感想を書いてみるのです。
いうまでもなく自分の主観であって
客観的に書いているわけではないです。

ちなみに11月くらいからメールに書き溜めて加筆修正したりしてます。

先に全体の感想を簡単に言えば
パッとしない創刊号だったな、という印象。
ゲッサンのオフィシャルサイトで
編集長代理の人が熱く?語っていた事などから
漫画好きな人のための漫画雑誌ではなくて
普段漫画を読まない人へも向けた誌面作りかなと
あとバトルより日常描写重視の漫画がメインかなと
そういうのを期待していたのだけれども
創刊号を読んだ限りでは普通の微妙な雑誌という感じだった。

ただ、自分の年齢が中年に属していて
この雑誌のターゲットとしている層ではないはずなので
だから自分の趣味と合わなくても当然だとも思う。

安定して面白いと思ったのは
あだち充の『QあんどA』
あずまきよひこの『あずまんが大王 補習編』
島本和彦の『アオイホノオ』
ヒラマツ・ミノルの『アサギロ』
かなあ。

結局ベテランと中堅漫画家の作品が面白かった。
いっそベテラン・中堅中心の雑誌ならいいのに。
もっと連載本数が少なくてもう少し値段も安ければ
この4作品の連載があるというだけで購読したくなったかも。

それなりに面白かったかも?と思ったのは
田辺イエロウの『バースデイ』
荒井智之『イボンヌと遊ぼう!』
杉本ペロ『権力の犬 ポリスワン!』
森尾正博『ザ!!ビーチスターズ』

これらは読んでいてあまりストレスを感じなかったという感じ。
積極的に面白い!って言う気にはならないけど
まあまあかなあ、という面白い寄りの普通な作品。

どうにも苦手だった、というのは
作画が坂ノ睦の『忍びの国』
あおやぎ孝夫の『ここが噂のエル・パラシオ』
小説だけど鯨統一郎の『タイムメール』

ちなみに『よしとおさま!』と『月の蛇』も
部分的に苦手寄りという感じ。
他の連載は一応は普通。

一番気になったのは、創刊号だというのに
これらの連載で新鮮な何かが始まるって感じがしたのは
完結していた作品の続編である『あずまんが大王』だけだった、
という事だった。新人にいまいちフレッシュな感じがしなかった。

でも自分の小学館系の漫画の印象って言うのは
地味だけど安定してるって感じなものなので
荒削りだけど新しい何かがある的でないのは
小学館のカラーなのかなとか勝手に思ったりもする。

大ざっぱな分類をしたけどこれでは何が面白くて
何が苦手だったのかさっぱり分からないので
次の記事に各作品の個別の感想を簡単に書く予定。

(引用)鉄分の吸収を妨げる食品・促進する食品

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4058179.html

鉄の吸収を妨げるものとしては、例えば、

フィチン酸…
玄米(発芽玄米は除く)、全粒粉の小麦粉、豆類の皮、ゴマ(鉄分も含まれる)、ぬか、ふすま、等に含まれています。

シュウ酸…
ほうれん草(茹でない場合)等。

タンニン…
緑茶、紅茶、コーヒー等に含まれています。(ほうじ茶、ウーロン茶は除く。)
アスコルビナーゼ…
キュウリ、ニンジン、キャベツ、カボチャ、シュンギク、カリフラワー、トウモロコシ、メロン、リンゴ、バナナ等に含まれています。(加熱しない場合。お酢やレモン等を使用しない場合。)←アスコルビナーゼはビタミンCを破壊するため。ビタミンCは鉄分の吸収を促進させる。

カルシウム…
カルシウムは鉄分の吸収を妨げます。

ミートファクターを持たないタンパク質…
ゆで卵、牛乳、チーズ、大豆等。

食物繊維…
過剰摂取した場合は鉄分の吸収を妨げる。

炭酸飲料…
炭酸飲料やビール等。

鉄分の吸収を促進してしまうものとしては、例えば、
ビタミンC…
新鮮な野菜や果物等に含まれる。

動物性タンパク質…
肉、赤身の魚、レバー等に含まれています。

クエン酸・酢酸・リンゴ酸…
柑橘類、お酢等に含まれています。

銅…
ミネラルの銅は鉄分の吸収を促進します。

動物性の脂肪分…
動物性の脂肪分は鉄分の吸収を促進します。

加熱調理…
加熱調理することによっても鉄分の吸収は促進されます。

鉄分を豊富に含むものとしては、例えば、
レバー類、コンビーフ缶、うなぎの肝、赤身の魚、カツオ、マグロ、魚の血合い部分、ホタテ、牡蠣、ハマグリ、シジミ、アサリ、納豆、大豆、油揚げ、湯葉、ゴマ、松の実、カシューナッツ、アーモンド、小松菜、ほうれん草、パセリ、卵の卵黄、青海苔(乾)、ひじき(乾)、切り干し大根(乾)、干しぶどう、きくらげ、干しえび、抹茶、ピュアココア、等々です。
↑かなりばらつきがありますが…。

食べ物で鉄分の吸収を妨げるとか促進させるとか、そういった事は個人個人の体質等で吸収率も違ってきますし、確実とは言えないと思います。通常、食品には様々な栄養素が含まれていますし。


ちゃんと食事を摂ってる時でも立ちくらみをすることが増えたので一応クリップ。

2009年12月13日日曜日

閉店あちらこちら。

とある漫画を読みながら、
この漫画の存在を初めて知った古本屋はもう
閉店してるんだよなとしみじみした。

今月もお気に入りの古書店が閉店する。
そのお店は他のお店に吸収される的な形で
そのお店は遠くにあって気軽に行けない距離なんだけど
CDに凄い掘り出し物があったりして
自分の好みの音楽が結構置いてあって好きだったから
撤退してしまうのはけっこう悲しい。

その店の前の通りをもっと南下した所に
これもまたかつて古書店があった。
そこもまれに掘り出し物があって
買いそびれて後悔してる画集があったりもする。

古書店も中古CD店もどんどん閉店してるし
ゲームショップもほとんど潰れてしまった。
気軽に入りやすかった洋服店も閉店した。
靴屋もどんどん無くなっている。
近所にあったお店も古い民家も
どんどん消えて新しい家や駐車場になってる。

年を取るってことは
こういう事を感じるって事なんだな。
こういう体験をくり返し続けるのだな。
なんだか凄く悲しいけど
この土地は、この町は、
自分のためのものじゃないから
若い人これから生まれる人
自分とは感じ方の違う人の土地でもあるから
他の人が生きていくには
これでいいのかも知れないとも思う。
でもとても悲しい。
すごく悲しい。

老いるということは、自分の体が老いても
回りの建物はずっと一緒には老いてくれないって事だ。
どんどん新しくなる、昔あったものが分からなくなる。
何が新しいか分からなくなる。
力が入らない。

2009年12月7日月曜日

(クリップ)ログイン不要で画像埋め込み可能な写真・画像共有サービス 機能別まとめ

ログイン不要で画像埋め込み可能な写真・画像共有サービス 機能別まとめ
http://web-marketing.zako.org/web-tools/photo-sharing-services-no-complicated-login-or-sign-up-requirements.html

このまとめはありがたい。
上記のまとめには載っていないサイトで、海外のフォーラムで使っているのをよく見かけるphotobucketやImageShackがあるけど、これらのサービスは、ユーザーが多いせいか、転送制限だか規約違反だか何らかの理由でエラーで画像が表示できてない状態なことも多いので、現状は良いサービスとはいえないかも知れない。

(引用)人間の特徴は否定することとか動物は否定しないとかその辺の話。

たまたま検索して見つけた記事に分かりやすい説明が書かれていたので引用。

http://okwave.jp/qa3633508.html
まず、ヘーゲルは、動物はなにも「否定しない」と言います。

たとえばジェスチャー・ゲームを想像してみて。
「食べる」「歩く」「話す」なんでもジェスチャーで表すことができますよね。
ではこんど、この「否定形」をやってみてください。
ここには「いない」。あるものが「ない」。それを動作で表現することは不可能なんです。
言葉を使う人間だから、初めて「否定」できる。

言葉の機能は、否定においてその真価を発揮するのです。
「わたしはここにいます」というのは、普通の状況では言う必要がない。
その人が実際にいるのだから。
けれど、「そのときわたしはそこにはいなかった」というのは、言葉にしかできないことです。
「言葉」とは、何よりも「否定」ということなのです。

そしてこの「否定」の能力はどこから生まれたか。
ヘーゲルは、それは〈死〉からだ、というのです。
動物は、〈死〉を理解しません。人間のみが〈死〉を恐れ、嫌悪し、不安を抱くようになる。そうして、恐れと不安に引き裂かれつつも、それに耐えて正面から見つめることで、〈死〉を〈否定の力〉へと抽象する能力を持つ。

だから、この「否定」ということは、人間と動物を分かつものとなるわけ。
さて、なんでこのヘーゲルの『精神現象学』を講義したコジェーヴは、戦後アメリカで台頭してきた消費者を「動物」と呼ぶのか?

それは否定しないからです。この点は東さんの本に簡潔にまとめてありますね
「消費者の「ニーズ」をそのまま満たす商品に囲まれ、またメディアが要求するままにモードが変わっていく戦後アメリカの消費社会は、彼の用語では、人間的というよりむしろ「動物的」と呼ばれることになる」(p.97)

じゃ、スノビズムはどうなのか。

もういちど、オックスフォードの説明を見てください。
この "a person" は現実には "lower-class" なんです。だからこそ、高い社会的地位や富といったものに、必要以上のあこがれを抱く。もしかしたら貴族にあこがれを抱いている中流階級かもしれませんが、ともかく、なんにせよその人が置かれた環境に決して満足していないのです。

だけど、そんなことができるのも、その人が現実には満たされていることが前提となっている。明日の暮らしにも事欠くような人、生存が脅かされているような人が、社会的地位や富にあこがれたりはしないでしょう。
だから、

> 与えられた環境を否定する実質的な理由が何もないにも関わらず

というのはそういうこと。ではつぎの

> 形式的な価値に基づいて

はどういうことかというと、その "a person" があこがれているのは、すでに評価の定まった中流階級的な、もしくは上流階級的なライフスタイルであり嗜好である、ということです。

> それを否定する行動様式のことをいう

そうして、その人は自分が現在置かれている環境を否定する。

" dislikes people or activities regarded as lower-class" っていう部分がぴったり当てはまりますね。

まさに辞書的意味における「snob」ときれいに一致しているといっていいでしょう

2009年12月6日日曜日

firefoxのツールバーからアイコンが消えた件

数日前にfirefoxを再起動させたら
ツールバーに並ばせていたアイコンが消えてて
カスタマイズの一覧の中にもアイコンが大幅に消えてた
でもそれらのアイコンのアドオン自体は活きてるっぽい
という現象が起こった。

なので検索などした結果、直前に入れたアドオンが原因で
そういうアイコンが消える現象が起こるらしいのが分かった。
その件についてと解決法が書かれた記事がこれ↓

ブックマークツールバーが消えたときは。
http://mozilla-remix.seesaa.net/article/32300579.html

というわけで、記事に書かれている事に従って、
一番新しく入れたアドオンを無効にして再起動させてみると
ツールバー自体には相変わらずアイコンは消えたままだけれど
ツールバーの部分で右クリックして出るカスタマイズで
ウィンドウを開くと、その中に、前には消えていて、
且つ、前にツールバーに出していたアイコンが復活していた。

なので、復活するといっても、またちまちまと自分の手で
ツールバーにアイコンを移動し直さないといけなくて面倒なのだけど
とりあえず前の状態に戻すことが出来て良かった。

でもこういう現象があるといくら便利でも詳しくない知り合いに
firefoxをオススメすることはちょっと出来ないかなあ。

解決方法が書かれたURLはすぐには見つけられなかったんだけど
でもこういう情報が載っているのはやはりありがたい。