2013年4月19日金曜日

ゲッサン31号(2011年12月号)

  • 『ハレルヤオーバードライブ!』 (31話)ハルは浅緋に奪れた曲よりも良い曲を作ろうと思うのだが、その方法が分からず、小雨の方は、なぜハルが曲を取り戻すのをやめて新しい曲を作ろうと思い立ったのか分からず悩むのだった、という話。

    結局、奪われた曲は、自分が父親を思う気持ちが詰まっているから気持ち良いのだとハルは気づいて、一方で、小雨は曲を奪われたハルの悲しい気持ちを忘れさせるために曲を作ることにするのだけど、ハルと小雨の気持ちの重なりとか、他の仲間の恋愛感情をあちこちで描いて、ラブコメ要素が強くなってきた。 今回はハルの思いを麗に丁寧に代弁させたり話運びが良かった。


  • 『よしとおさま!』 (31話)よしとおの命を賭けた熾烈な戦いの最中、サビ丸は黒彦の口から、自分が次の里長に選ばれていると知らされるのだった。

    闘っているシーンで、誰がサビ丸側の人間だったか自分が少し忘れてたというのもあるけど、分かりづらかった。 あと、敵側の人間が綿貫と友達になりたがるのだけど、男が男に対して感じる情の描き方が粘着的で相変わらず読んでいて気持ちの良いものではなかった。


  • 『Waltz』 (26話)苺原と首折り男は、ビル内でさらに入れ替わっていて、本物の首折り男が背後から蝉を狙ったのだが読まれて失敗し、蝉は戦いに有利な場所へ移動するために苺原を人質にするのだった。

    苺原自体はあまり魅力のある人物ではないので、苺原の身の危険は次回への話の引きとしては弱いと思った。 首折り男は結局苺原を自分の目的のために見捨てないんじゃないかなあという気もするし、苺原が自分の考えで蝉と闘うかなという気もする。 なんだが全員死亡ENDという気もしてきた。


  • 『時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。』 (3話)車をアイドリングさせる事によって出る二酸化炭素が、地球の温暖化に影響を与えると知った時坂は、大型スーパーの駐車場の車を悉くアイドリングさせるのだった、という話。

    説明台詞は前回よりはマシだけど相変わらずやたら多い。 前回は不法投棄されたゴミがどんな危険物質を排出するかの説明回で、今回は車のアイドリングの説明回。 でも、言うまでもなく地球の環境が破壊されても人間にとって住みづらくなるわけで、未来が過度な環境保護のせいで住みづらくなっているとしても、現在の地球の環境を破壊し過すぎては意味がないわけだし、そのさじ加減をどうするのかが曖昧なまま、時坂さんに環境破壊させるから、そこが気になって話に入り込みづらい。 その話の核を曖昧にして、環境破壊でポイントがもらえるみたいな細かい設定やアイドリングの仕組みの説明を出してこられても、装飾過多に思えてしまう。


  • 『QあんどA』 (31話)庵堂弟をしごく陸上部の鬼コーチは、優秀な選手を指導してきた実績があると同時に故障者も多数出している人間だった、という話。  遊歩が鬼コーチに、自分のしごきのストッパー役を頼まれるという発想も面白かったし、ストッパーになると思いきや一緒に鬼になって庵堂弟をしごくという展開も面白かった。

    遊歩が庵堂弟の専属マネージャー役みたいなポジションに簡単になって、そのいい加減な展開の軽さが良い方向に転がってると思う。 そう言えば忍が庵堂弟を好きという設定はもうあってな無いような感じになっているな。


  • 『アサギロ』 (31~32話)沖田の弟子として薪割りや風呂抱きをやらされていた藤堂は、疑問を感じつつも続けるうちに、ヘソの下に力を入れるとはどういうことか、持っているものが自分の体の一部になるとはどういうことかを体得し、沖田に再戦を挑むのだったが、試合中、ボロボロになって雑念が消えた状態になった時に剣の冴えを見せたものの、またもや沖田に完敗するのだった。

  • 2話続けて読めて良かった。 31話で終わったらどうなるか気になり過ぎてた。 

    今まで沖田は剣の天才ではあるものの、考え方や情緒に問題のあるいびつな人間として描かれてきたけれど、この2話では、相変わらず剣以外にはうといものの、剣術に関して、単に感性だけでやっているのではなさそうな、実践で学んだ経験を知識としても蓄積している、賢い人間として見えるのが良い。

    前回だったか、沖田が藤堂に薪割りや道場の水拭きをやらせていたのを、剣の基礎を学ばせるためにやらせてるのだと山南は心の声として語っていて、それは山南のかいかぶりすぎじゃないかと思っていたけど、どうもそうではなくて、本当に剣の修業としてやらせていた節があるのが今回分かったのだった。

    剣術が向上した藤堂は、藤堂を舐めるのをやめた沖田に完敗したが、このまま自分の剣の上達が沖田のおかげだとは思わず行って欲しいかも知れない。 今回の試合は藤堂が真剣で沖田が竹刀で闘ったのだけど、沖田の強さだけではなく、斬り合いにおける刀の重さやちゃんと持たない事、剣を手放してしまうことの危険性も伝わってきて良かった。 面白いけど、話の進みがゆっくりだし、新撰組の話をどの辺まで続けるプランなんだろうか。

  • 『ぼくらのカプトン AEASON 2』 (7~9話)学園祭の映画でサッカー部主将が下手すぎて涙を誘ったり、サッカー部員達がスカートの中を覗こうとしたり、主将が不良に絡まれたマネージャーを助けたりする話。

    サッカー部を少し離れて、学園の出来事を話の軸にして、そこにに少しサッカー部員を絡ませるという展開は、サッカー部のみで話を進めるのに煮詰まったからな気がするけど、この方向の方がまだ面白くなりそう。


  • 『リンドバーグ』 (31話)マティアスの策略により瀕死となったシャークは、心配して飛び出してきたニットに自分と友人の夢の話を、遺言のように語り出すのだった。

    今回シャークの口から語られた、失われた翼を甦らせし者を待つという、この世の果てにいるリンドバーグの王の話は、ニットに父親探し以外の目的を与えたのだと思う。

    今まではエスペランサが作中で圧倒的な存在感を放っていたのに、結局決闘からシャークが死ぬ時までただの脇役に成り下がってて勿体なかった。 ティルダも一応人質の体なのに存在が薄かったし、結局エスペランサとシャークの愛憎を描ききれなかったなという感じ。  でも、ニット達がシャークの死体をエスペランサの元に置いて脱出するというのは、シャークが実は生きてたとか、改造人間にされたとかいう展開の可能性を残してるかな。

    なんだかんだシャークの死は、周りの反応があっさりだったように思うし、最後にニットが故郷のエルドゥラと遭遇したのは強引過ぎると思ったけど、新章に進むための区切りとして必要だったのかな。 でも次回最終回なら、今回の強引なまとめ方や展開は腑に落ちるのだけども。


  • 『バレてるよ!ジャンボリーヌ』 (19話)ひな子とシンイチの新婚生活が始まったのだが、ひな子の面倒くさがりな性格のせいでシンイチは苦労が続き最悪の結末を迎えることになるのだった。

    ひな子がひたすら嫌な感じに描かれているが、ひな子を溺愛している父親が一切出てこないのはやはり不自然だと思う。 今回は城ノ内も一切出てこなかったけど、次回完結というのは、この作品が終わるのかひな子のエピソードが終わるのかどっちなのだろう。コミックスの収録話数のせいなのか、無理に話を引き伸ばしてた感じがあったし、次回最終回でも問題ないとは思う。


  • 『アオイホノオ』 (43話)学園物を描くためには、今までのような適当でもごまかせた架空の星の世界とは違い、校舎など実際の建物をちゃんと描かないといけない、という事に悩むホノオは、原秀則の漫画を読み返して、背景を略して描くだけで済ませても良いと気づき安堵するのだった、という話。

    津田さんが久しぶりに登場した。 津田さんはトンコさんと違って、ホノオの独りよがりに厳しいツッコミをし過ぎることはないけど、がっぷり四つにホノオと向き合うこともないし、普通に話を聞き流したりするし、トンコさんほど重要な人間としては扱われないけど、ホノオを気遣いつつも、自分にとって重要な人間として扱ってない態度がリアルな人間って感じがする。 でも前は違ったんだっけかな。 以前は恋愛感情が少しあったけど愛想を尽かしたという表現かも知れない。

    校舎の外で延々石を削り続けてる学生は、地味に努力を続ける人間としての、ホノオとの対比で、いずれ完成させるのだろうけど、こういうシチュエーション前にどこかで見た気がする。 この作品かな。


  • 『まねこい』 (61~62話)荒場木は、トラウマになっている昔の彼女と再会して、自分や沖田は昔の彼女やその彼氏と生き方の違う人間なのだという事を実感し、関わり合うのをやめようと思うのだった。 一方で、風邪で学校を休み続けるハルを心配して家へお見舞いに行った奈波は、ハルとホンチーの間に何かがあったと知るのだった。

    荒場木と沖田が椛達と一波乱ありそうな展開だったけど、ここまで煽っておいて結局相手があっさり引き下がって肩透かし。 好意的に解釈すれば、何も起こらない純粋なサスペンスだけど。 ただ、荒場木と沖田をくっつけるためだけの話にしては大げさだったと思う。 あと荒場木の楓への恋心を、双子の椛に似てたからってだけで片付けてもう何も思ってなさげなのはなんか釈然としなかった。 ハルの方は、これで奈波がハルに呆れたらひたすら陰惨な漫画まっしぐらだし、奈波はハルを励ますかキスするかになるのだと思う。


  • 『FULL SWING』 (19話)大学卒業を控えた野球部の寺内は、ドラフトにかかることを条件に子持ちの女性にプロポーズするのだが、その彼女は、別れた夫やその母親からよりを戻さないか打診されて2人の間で気持ちが揺れるのだった、という話。

    今回の話は設定は面白かったけど、子持ちの女性と主人公の関係が希薄な感じで、別れも深刻さが伝わってこなかったのが残念だった。 あらゆる事が綺麗に片付きすぎというか、主人公の青年は、ドラフトで呼ばれず振られもする羽目に遭ったんだし、もっと悪あがきしたり醜態晒した方が人間味が感じられたのになと思う。


  • 『これが噂のエル・パラシオ』 (31話)桜花が試合に負けたことで、約束通り、素人レフェリーの忠輔はヒートへ移籍しようとするのだが、ヒートのオーナーに雇うのを拒否され、なぜかアズミの言われるまま、うだつの上がらない練習生と一緒にエル・パラシオへ返されるのだった、という話。

    今後もずっとエル・パラシオとヒートの対立軸で話を進めるのだな、という感じ。 長々とヒートとの抗争やってたのだし、よく考えたら分かることだったかも知れない。 ヒートで伸び悩んでいた練習生をエル・パラシオで育てさせることで、なぜアズミがエル・パラシオを抜けたのか本当の理由が分かるようになってくのかも。 自分がいたら他の選手が伸びないとかそういう理由かな?


  • 『ココロ、デッサン』 (3話)ロボットだから人の感情を理解できない田中は、そのせいで失恋したクラスメイトと仲がこじれてしまうのだった、という話。

    そうか、田中を感情のないロボットとして描く方向なのか。 最近漫画などでロボットが擬人化されて感情表現が当たり前なのに慣れ過ぎてたせいか、さらに作中で多少は感情があるような感じだったせいか、ロボットに感情がないっていう基本的なパターンを全く考えてなかったな。 当たり前のことに気づかなかったのは反省しないといけない。 ただ、感情がないロボットとして描き切れてないのではないか?とは思う。

    っていうか、前回の幼なじみの先生の話はあれで終わりか! 続くと思っていたのでかなり拍子抜けだった。 これは最終回もぶつきりで何も起きずに終わりそうだな。

    ただ、生徒達が野球やってる光景とか、取材や資料を基に描いたのか、ガヤガヤした感じがリアリティがあったし、友達の前では同情しつつ裏では笑ってるような人間の裏表のある感じとか、ありがちなパターンだったけどそれなりに話に収まりよく描かれてたし、瀬戸ミクモは思っていた以上に力あるのかなと思った。 でも話を動かすのがいつも主人公以外なのが気になる。


  • 『月の蛇』 (31話)戦に参加しなかった飛虎は王進から、翠華が飛虎に頼らずに自ら一兵士に紛れて戦に参加したことを知らされるのだった、という話。  圧倒的な力の差で宋国が負けてる最中に飛虎が参戦するのだけど、物語としていまいちピリっとしない感じ。

  • 『BULLET ARMORS』 (18話)イオン達は、セレナやバレットを取り戻すために何とかベイカーの基地へ潜入したのだった、という話。

    イオンの父親を気にしてるのがイオンじゃなくてカルトの方なのが微妙。 あとブリーダーを殺す異常者みたいのが出てきたけど、悪の描き方が極端でこの異常な男の絵柄も含めて作中から浮いてる。 

    近年の漫画でツッコミや悪い奴の表現が妙に極端なのがある気がするのは、話や演出で怖く見せるのが上手くない人が増えてるということなのか、世の中が刺激が強くないと伝わらなくなってるのかなんなんだろう。

    この作品ではないけど、目つぶししたり刃物や棘のある危険な武器で半殺しにするのがツッコミとして扱われるのには違和感がある。 そういうのは昔もあったと思うけど、当たり前のように見かける表現ではなかったような。


  • 『ちろり』 (6話)一緒に月見をするはずだったマダムが、急遽お客の忘れ物を届けることになり、マダムが帰るのを待つ間、ちろりは手持ち無沙汰にお店の中でうずくまるのだった、という話。

    店の中の、月明かりの影が差す静かな光景は悪くはないけど、相変わらず外の自然の風景に魅力がない。 あと、人を待つ、退屈ながらも味わいのある時間を見せるのが今回の目的だと思うけど、ちろりがマダムに依存し過ぎてるように思えてあまり好意的には受け取れなかった。


  • 『僕の友達は魔法少女』 (読切)主人公の俊には空を飛びたいという夢があって、その夢を同じクラスの魔法少女に叶えて欲しいと思っているのだった、という話。

    前回の四コマに引き続き、今回はストーリー物の斉藤ゆうの読み切り14ページ。

    空を飛べたかどうか分からないまま途中でギャグのオチがついたみたいに終わったけど、話としてオチてないし投げっぱなしにしか思えなかった。

    空を飛びたいという夢を、学校へ行く坂道を歩きたくないからって事のみに還元できてないから、作者が主人公の夢を踏みにじって終わったように受け取れるんだと思う。

    魔法少女は空を飛ぶ約束をした日にほうきを持っていなかったし、俊との約束を破ったと受け取れるわけで、そういうのも含めてただのギャグとしては読めなかったなあ。 後味があまり良くなかった。

    あと、テイストがバタアシ金魚時代の望月峯太郎っぽいかも。


  • 『妹先生 渚』 (14話)かみきり虫は、閉園して放置された甘夏農園から大量にやってきたものらしかった。 原のみかん農園は大打撃を負ったが、原や渚達はあきらめず駆除を続けるのだった、という話。

    珍しく2号続けて連載されていたが、次号は休載らしい。

    諦めない渚と諦める令嬢との対比は予想通りだけど、この恋愛編?が今回ですぐ終わったのは意外だった。 渚が主人公ってよりも群像劇の中の一人になってしまったな。 次回からまた新展開らしいが、展開が行き当たりばったりに思える。


  • 『第三世界の長井』 (28話)博士の娘が縛られて倒れているのが発見され、発見当時は死体のようだったのに、長井や帽子の男達が来ると生き返り、そして火山噴火星人が現れたのだった、という話。

    よく覚えていないけど、博士の娘は前に他の役で出てこなかったっけか。 今回はここ数回のような、登場人物の考えや関係性で話が進まずに、また台詞の言葉遊びみたいのだけで話が展開されていたし、ここ数回に比べていまいちだった。


  • 『信長狂想曲』 (31話)信長一行は、尾張津島の天王祭りに出かけたのだが、途中咳が止まらずに座を離れた明智の様子を見るよう帰蝶に言われたおゆきは、林の中で、サブロー扮する信長とそっくりの明智の素顔を見てしまうのだった、という話。

    信長を狙撃させたのは、秀吉だったことが発覚したり、帰蝶の美しさを明智が再確認したり、サブローと明智の顔がそっくりなのがばれたりと、話が大きく動いた回だったが、特に面白いという感じでもなかったかな。 ところで、登場人物が何かにハッとするような時に、目や顔のアップで背景を黒く塗りつぶして目の近くを斜線で白く抜いたりする表現を前回や今回やっているのだけど、これって前からやってたっけかな。 こういう古い漫画的な表現はあまりやらない作品だった気がするのだけども。



巻末の「ゲッサンしてみる。」では、ツール・ド本屋さんの第二弾を開始したけど、今回の話の山場である、編集のワタナベが、自転車では大変な箱根の登り坂を、車で荷物を運んで横山を手助けするはずが失敗、という展開が読んでいて分かりづらかった。 ワタナベが中腹で横山と落ち合うはずが、渋滞のせいでタイミングが合わず、もっと先の頂上を越えた関所で会うのだけど、その関所が頂上からどの位置にあるのか自分には全然分からなかったので。 

あと、次号の新年号から新連載攻勢が始まるとの事だけど、連載を予定しているゲッサンルーキーの人選が、自分が期待してる漫画家達のいない面子だったので残念だった。 良い意味で裏切られる事を期待したい。

というわけで、2011年度のゲッサンはこれで読み終えた。 実際には、2011年度内に2012年1月号も発売されてはいるけど、雑誌に表記された年号のキリということで。

読むのを中断する期間がたびたびあったというのも理由だけど、ゲッサンを読むのがしんどいことが多くなった。 今まで読んできて、普通に楽しめる作品は、『QあんどA』、『アサギロ』、少し落ちて『信長協奏曲』くらいだな。 といっても、『QあんどA』は悪ふざけが過ぎるような回が多くて、この連載をどうしても読みたいと思わせる作品とは言えなかったけれども。 週刊誌に比べて、月刊誌では、一話分ののページ数も多いから、つまらなかった時の読むしんどさも週刊誌以上な感じだけど、2012年はもう少し面白い連載漫画が増えてくれるとありがたい。

ところで、今月号には、「漫画作品が勝手にスキャンされている!!」と題して持ち主に変わって有料で漫画をスキャンしてデジタル化をする代行者を批判する文章が掲載されていた。 

自分の感覚では、スキャン代行業の料金は、その本や雑誌の持ち主の代わりに作業をやる手間賃という感覚なのだけど、出版社にとっては、他人の権利のある作品を使って金儲けをしてるという解釈になるらしい。

どれくらい需要があるのか知らないけど、時間や体の都合で自分で出来ない人もいるだろうし、一律全面禁止にするのは隙間産業の可能性としてもったいないと思う。 代行業者がスキャンデータを悪用する可能性もないとはいえないけど、最初から業者を犯罪者扱いする態度は違うだろう。 というか、出版社自らがデジタルスキャン代行業をやったらいいのに、と思ったけど、それならデジタル漫画を直に売った方がいいのか。 

この件とは直接関係はないけど、出版社は、人気漫画が本棚を圧迫するくらい何十巻を続刊を出している事に疑問を感じないのだろうか。 

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